F#始めました。
しかし、市販されている本も少なく、またサイトにある情報も少ないので、
すこしづつ情報をまとめていきたいとおもっています。
【参考URL】
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/fsharp/language-reference/index
1、値(value)と型(type)
F#の値(value)は、特定の型(type)を持つ数量(quantity)です。
値は変更不可ですがが、
キーワード mutable を使用して、変更可能な変数を指定できます。
> let mutable x = 1
> x <- x + 1
・・・<-で値変更する
【参考URL】
http://fsharpintro.net/value.html
2、ラムダ式(匿名関数/無名関数)
fun pat1 ... patn -> expr
funがラムダ式が始まることを示すキーワードで
exprは様々な式のこと、つまり関数の本体です。
> fun x -> x + 1
関数を適用するための構文は次のようになります。
expr expr | expr(expr)
式全体を括弧で囲む必要がある点です。
> (fun x -> x + 1) 10
今度は引数が2つの関数です。
> ((fun x y -> x + y) 10) 20
> (fun x y -> x + y) 10 20
※返り値:関数本体部分の一番最後の式の値が返り値になります。
> (fun x -> x 10) (fun y -> y + 1)
val it : int = 11
引数の無い関数も定義はつぎのようにします。
> (fun () -> 10) ()
val it : int = 10
3、letを用いた関数定義
let ident pat1 ... patn return-typeopt = bodyexpr
let ident pat1 ... patn return-typeopt = bodyexpr in expr
identは、定義する関数の名前です。演算子も定義出来ます
pat1 ... patnは、引数で、匿名関数のところで説明したものと全く同じです
return-typeoptは、定義する関数の型の注釈で、省略可能です
bodyexprは関数本体に相当する式です。
> let add x y = x + y //2つの入力をとり、それらを加算する関数
> add 10 20
> let add2 = fun x y -> x + y
> add2 10 20
4、letの構文
let recを用いた関数定義(再起関数)
let rec ident pat1 ... patn return-typeopt = bodyexpr
let rec ident pat1 ... patn return-typeopt = bodyexpr in expr
>let rec fact n =
> if n=1 then
> 1
> else
> n * fact(n-1)
> fact 5
5、参照型
参照型を使えば、値を変更可能(mutable)にできます。
値を参照型に変更するにはrefを使います。
また、!参照型とすることで、値の参照が、
参照型:=値とすることで値の変更を行うことができます。
let a = ref "hello";;
//aの値を参照
!a ^ " world";; ---->val it : string = "hello world"
//aの値を変更
a := "hi";;
//aの値を参照
!a ^ " world";;
リストに要素を付加するには、:: (cons) 演算子を使用します。
let pdmList=ref []
pdmList:=pdm:: !pdmList // := は参照に値を挿入 !pdmListは、pdmListの参照値 ::は結合
let tr=[tr1;tr2;tr3]|>List.max // リスト[tr1;tr2;tr3]を|>演算子を使って、List.maxを実行
6、option型
これを使うと、「値がないか、何かの値がある」ことを表すことが出来ます。
option型のデータを操作するには
パターンマッチを用います。
type 'a option =
| None //値がない場合
| Some of 'a //値がある場合
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