2014年7月5日土曜日

SEO対策(その3)


SEOでのそもそもの目的は?
SEOの場合にはランキングの上位に表示され、コンバージョンの獲得出来るウェブサイトとして育っていきさえすれば、継続的にコストパフォーマンスに優れた集客を行うことが出来ることです。
ユーザーが何かしらの検索キーワードで検索した際、検索結果として表示されるページの1ページめ、1ページめの中でも出来るだけ上位にウェブサイトへのリンクが表示されていれば、検索をしたユーザーの目に留まりやすく、検索エンジンから検索キーワードを媒介としたウェブサイトへの集客が効果的に行われます。
どのようなキーワードで検索する人をどのようなサイト、情報によって集客するかといった内容です。
しかし、そのためにはまず、検索されるキーワードの裏側とも言える、「検索するユーザーの意図」を理解しておかなければはじまりません。
このユーザーの検索意図を理解することでようやくキーワード戦略が立てられるからです。

ユーザーが検索する時のキーワードを検索意図の種類に分けると大きく次の3つに分類されます。
これらを参考にして、キーワード戦略を立てましょう。
案内型(Navigational)
    例 :○○ + 公式サイト、社名、ランドマーク名等
    目的:探しているサイト自体を検索結果として望む検索意図
    特徴:検索ボリュームは認知度、関心度に比例する
情報型(Informational)
    例 :料理名 + レシピ、用語/単語、○○ + おすすめ等
    目的:その事柄について、情報を得たいという検索意図
    特徴:検索ボリュームは多くなりやすい
取引型(Transactional)
    例 :サービス名(+地名)、業種名(+地名)、商品名 + 通販等
    目的:購入や商取引を目的とした検索意図
    特徴:検索ボリュームは少なくなりやすい
ウェブページの構造を考えて、サイトを作りましょう!
見栄えの代表となる、画像やFlashといった要素だけで構成されたウェブページや、そうしたページばかりのウェブサイトは、検索エンジンから見た際、ほとんど情報の掲載されていないサイトだと判断されます。
例えば、200文字の文章を一枚の画像にして掲載するのと、200文字をテキストによって掲載するのとでは、後者のほうが検索エンジンから情報量が多いと判断され、情報の内容を認識してもらいやすくなります。
テキストの少ないウェブページばかりのサイトである場合、狙いとするキーワードがあったとしても、検索エンジンからの評価を獲得することは困難になります。
見出しを用いること、画像等には代替テキストを併記すること、1ページに1テーマであること等が挙げられます。
見出し等を用いて、文章のパラグラフ(段落)をはっきりさせた構造が望ましいからです。
こうした構造の分かりやすいお手本は、ウィキペディアの各ページです。
とにもかくにも、ウェブページ単体での評価が上がるには、見出し等を用いて整理された文章です。その上で、図表、画像といった要素を活用し、図表・画像を用いる場合には、代替テキストを併記します。
HTMLは、元々こうした論理構造の文章を想定して開発されているため、ほとんどの要素については、該当するHTMLタグが存在します。
見出しはH1~H6、パラグラフはP、注釈はASIDE、強調はSTRONG等。どのタグを使うと順位が上がるなどという小手先で無意味なことは忘れて、どのタグを使うと文章構造が美しく伝わる体裁になるのかを考える方が、結果的に文章自体が論理的構造になります


クリッカビリティ(クリックのしやすさ、クリックの容易さ)
 三階層以内(トップページから数えて2クリック)にまとめることが望ましい。そ の上で、どの階層のどのページからもトップページへはリンクをつなぎ、第二階層以下のページについては、関連するカテゴリーごとに、サイト内部を行き来で きるよう、ページとページ、ディレクトリとディレクトリをリンクで結ぶことで、エンドユーザーにもクローラーにもサイトの中を辿りやすい構造となります。

リンク構築(被リンク対策)対策
外部施策とは、ウェブサイトが検索エンジンから評価を受けるために、いかに良質のリンクが多く集まっているか、いかに多くのところから支持を受けているかがあります。
元々 のインターネットの趣旨ともなる、「良い論文は他の良質な論文からの引用、参照等をされる」という基本思想から発展し、ウェブサイト(ウェブページ)が、 他の良質なウェブサイトからのリンクを受けていることは、参照、推薦される程、良質なサイトであるという評価を得ることが出来ます。
し たがって、基本的には、リンクを張っている側(発リンク)のウェブサイトが、既に検索エンジンから高い評価を得ているウェブサイトであれば、リンクを張ら れる側(被リンク)のウェブサイトも高い評価を受けます。 また、関連するテーマのサイトからの発リンクであれば、被リンクを受けるサイトのテーマも、より明確に定義され、同テーマのサイトからの参照、推薦をされ る良質なサイトだと評価されます。

・トラストリンク
トラストリンクとは、信頼出来るサイトからの被リンクのことです。具体的には、ポータルサイト等のメジャーサイトからのリンクがこれに該当します。
現 在、国内での主要どころとしては、Yahooビジネスエクスプレス、クロスレコメンド、Jエントリー、dmoz.orgがあります。 ディレクトリサービスからのトラストリンクは、SEOの外部施策としては、正統なプロモーションです。なぜなら、ただ被リンクの評価を受け取るだけではな く、少なからずユーザーの集客間口を広げるからです。

・ローカルエリアサービスへの登録
ディレクトリサービス同様に、同じトラストリンクでもディレクトリベースではなく地域ベースのものが、Googleプレイス、そしてYahooロコです。
どちらも無料で登録が可能です。(有料では最近地域系で割と効果的だと評判が良いのが、e-まちタウンビジネスリスティングです)
また、どちらも地域名入りの検索語の場合には、検索結果の上位に割り込みますので、地域商圏ビジネスでは必須です。
これもディレクトリサービス同様に、正統なプロモーションであり、ユーザーからの集客間口を広げます。

・公共サイトからのリンク
公共サイトからのリンクは文脈によってはオーソリティリンクとも呼ばれます。
オーソリティリンクとはサイトとして権威あるサイトからの被リンクのことを指します。
商工会議所等の団体や、業種によっては資格認定等を行う各協会のウェブサイトもこれに該当します。
まずはそうしたトラストリンク、オーソリティリンクを獲得することが、SEOの外部施策として、優先順位の高いことだといえます。


お客様事例
お客様事例を1ページに一つずつ、それぞれ紹介していくと、継続的に追加でき、SEOに役立つコンテンツとなっていきます。
尚、お客様事例というメニューの中でも、それぞれのページのタイトルに気を使いコンテンツを作成していくことで、各ウェブページの評価を高めることが出来ます。
その事例ごとのコメントを文章で掲載したり、お客様の声等と併せて紹介することで、一つ一つのウェブページが、ユーザーにとって価値あるページになり、ユーザーからも検索エンジンからも高い評価を得ることが出来ます。


コンテンツを定期的に充実させる
特定のテーマの最新情報が一定頻度で追加、更新が行われているとそのサイトは情報鮮度に優れ、更新性が高いとみなされ評価されます。
一定頻度は意外と大切で、ある日気まぐれに100コンテンツ追加するよりも、毎日1コンテンツずつ、100日追加するほうが良い結果を生みます。
ホームページが毎日更新されていることはすぐに察知しますので、そうするとクローラーがきちんと毎日訪れてくれます。
その結果、鮮度の高い情報はいつも検索エンジンのインデックスに存在することになり、鮮度の高い情報を優先したい検索エンジンアルゴリズムの観点からも有利に働きます。


SEOの現実
あなたのホームページへの集客をSEOによって行うには、検索エンジンから高い評価を獲得できるように最適化する必要があります。
しかし、たとえ上位表示に成功し、コンバージョンを獲得できたとしても、その最適化がそこで終わるわけではありません。
なぜなら、競合するウェブサイトも、成長を続けているからです。
ウェブサイトの最適化は一時的なものだけではなく、継続的に育て、成長させていくものである必要があります。
そのため、SEOの施策のうち重要なことほど継続性が必要になり、また、コツコツと積み上げていく努力が要求されます。



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