2014年11月28日金曜日

システム管理のお仕事(その5)

今回は、リリース管理について、まとめます。

ソフト開発すると、バグ修正することに、モジュールをリリースします。
その時に、いつ、どのような内容でモジュールをリリースしたのかバージョン管理することで、不具合の再起(デグレ)時のソース確認作業等、役に立つことができます。
また、お客様の問い合わせや、モジュールの再インストール等でも利用できます。

http://www.itmedia.co.jp/im/articles/1009/09/news110.html
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0710/18/news011.html

リリース管理の最終目標は、変更管理が計画した変更を、本番環境に確実に実装することであり、そのために不可欠なのが「テスト」「リハーサル」となります
確実にテストされたバージョンのみをリリースすることを保証するようにます。

リリース前のテストでの確認内容は次のようになります。
(1)計画されたリリース手順が問題なく実行できるか
(2)計画されたリソースに過不足はないか
(3)リリースがほかのITインフラに負の影響を与えないか
(4)仮にリリースに失敗した場合、安全に元の状態に戻せる(切り戻し)か
(5)切り戻しの手順は確立されているか

リハーサルを行うのも重要で、可能であれば、(仮想的なものでもいいから)本番環境とまったく同じ環境を作ってリハーサルするのが望ましいといえます 。

又、本番環境にリリースしたすべてのソフトウェアのインストールキット、リリースの手順書、ソフトウェアのマニュアルなどを1カ所に集めて保管しておくことが重要になります。
ソフトウェアの再インストールが発生した場合でも、DSL(DML)を参照すればそこにすべてのキットと手順書、マニュアルが存在しているので迅速に対応できるのです。

DSL :(Definitive Software Library:確定版ソフトウェアの保管庫)
DML :(Definitive Media Library:確定版メディアライブラリ)

廃棄されたアプリケーションもある程度の期間保管しておくことも重要で、バージョン管理も必ず行いましょう。

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